深浦隧道

深浦隧道

コンクリ巻＋鉄板巻

地図

R56が海沿いをトレースしていた時代の隧道。

私が持っている地図を古い順に読み取ると、
昭和40年代に現道へ切り替えられたようです。

正確な切り替え年度は調べておりません。

愛媛側　アプローチ道分岐点

城辺トンネル（532m）を抜けて直ぐの場所にある
ガソリンスタンドの脇から伸びる県道34号線が旧56号線です。

一泊二日隧道の旅と称して、
ほっかむりとオフロードバイク二台並べて訪問しました。

県道34号線＝旧道

のっけから完全一車線の住宅街です。

とても主要県道とは思えないような規模ですが、
用地の関係でこれ以上拡幅できないのでしょうね。

左手に見える石垣のある土手は、
南予レクリエーション施設城辺公園の物です。

北側　坑口

これでも元主要国道の断面。

隧道上にも家が建っているほど開発を受けた場所にあるので、
旧R56にある他の旧隧道とは、まったく違う印象を受けました。

扁額

隧道データを下記に。

昭和16年5月竣工
この年、日本軍の真珠湾空襲により大東亜戦争が開戦しました。
延長298.5m、幅員4.5m、高さ3.8m（有効3.4m）。

苔むして判読が難しく、右書きなのが辛うじて分かる程度です。
竣工年？も書かれていますが、こちらは読めませんでした。