上組隧道

上組隧道

コンクリ巻

地図

昭和の中期には既に県道指定から外れましたが、
海周りの県道をショートカットする道として現役です。

南君隧道や家平隧道を訪問した際に合せて訪ねました。

愛南町側　アプローチ道分岐点

現在の県道287号は昭和後期に開削された道なのか、
昭和40年代の地図には全く掲載されていません。

それに比べ、この交差点から上組隧道への道は
古い地図にも掲載されている古くからの主要道で
本来の道筋は上組隧道のあるこの道でした。

旧道

県道時代の名残でしょうか、朽ちかけの警笛鳴らせの標識を発見。

小学校を過ぎた辺りから、
道は見通しの悪い九十九折れで一気に高度を稼ぎます。

宇和海を一望でき、眼下にみかん山が広がるなど景色が良いので
脇見運転するには最高の道でした。

愛南町側　坑口

平成になって全面改修され、綺麗に整った外観から
以前の姿（巻末に掲載）は想像もつきません。

改修工事の際は、長い期間通行止めとされ、
海周りの県道を行くように指示されていました。

扁額

隧道データを下記に。

平成15年改修
スペースシャトルコロンビア空中分解事故の年。

延長187.5m、幅員5m、高さ4.5m。