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未成トンネル
北側 坑口 
今回訪問の目的としていた宮窪トンネルは、
西瀬戸自動車道大島大橋の大島側にありました。

左側は暫定開通(対面通行)にて供用中の現トンネルです。

暫定開通では、残り車線分の用地買収だけを済ませて、
トンネルや橋梁は未着というパターンが多いのですが、
この場所は珍しくトンネルが先に完成させられていました。

未供用トンネル 
内部は資材置き場に使われているようです。

実は、伯方・大島大橋も4車線幅があるのですが、
その内2車線分は原付以下の専用道路とされていて
自動車の通行ができなくなっていました。

原付・自転車・歩行者通路が道を取ってしまい、
車道として供用するにもできない状態のようです。

現役トンネル 
トンネルデータを下記に。

昭和61年完成 この年は三原山が噴火したり、
スペースシャトルチャレンジャー号が爆発しました。
延長1420m、幅員8.5m、高さ4.5m。

相方のトンネルが開通するのはいつになるやら・・・
道路財源の問題を見ていると30年は無理っぽい。

おまけ 
しまなみ海道にある世界一大きい斜張橋。
伯方島の次にある大三島と因島をつなぎ、
愛媛と広島の県境にもなっていました。

鉄塔の真下で手を叩くと鳴き龍現象
起きるのは、知る人ぞ知る隠れた遊び。
是非しまなみを訪問して、多島美を感じて下さい。
画像は道の駅「多々羅しまなみ公園」からです。

多々羅大橋 
多々羅大橋にも原付道路が。

この西瀬戸自動車道は、1945年に起きた第十東予丸という
貨客船の沈没事故(死者397名)等から架橋運動が高まり、
半世紀後の第三次全国総合開発計画で開通しています。

伯方島の木浦港に第十東予丸の慰霊碑が存在しており、
住民の悲願であった、架橋工事は2006年に全通しました。

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