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魚梁瀬森林鉄道 田野線
総石造りの隧道と、橋梁跡
スーパーカブ
超有名車。
ホンダのフラッグシップかつ、
ホンダが大会社になるきっかけを作った単車。
以前、カブの50ccと70ccを保有していたことがあり、
50ccのカブは、10万`を越える走行距離にも関らず
リッター60kmの燃費をたたき出す化け物でした。
丈夫で長持ちといえばカブに勝る単車は無いはず。
内部 全景
他にも沢山の旧車が放置してあり、
レストアに挑戦したい物が多数ありましたが、
キリが無いので本題の隧道に戻ります。
肝心の隧道の内部は、精巧な石積みが施されており、
内壁からの湧水も痛みもほとんどありません。
職人技で組み込まれた石積みは、
大地震でも無い限り安心のようですね。
精巧な石積み
擁壁の部分とアーチ部分の石の積み方が少し異なっています。
このような変化は、煉瓦積み隧道のほぼ全てに見られますが、
石積みの隧道も基本的に同じなのかもしれませんね。
石組みの目地には後年になってからモルタル補修が行われ、
粘土で結合されていたという竣工時の姿は見られませんでした。
隧道のスペックを下記に。
延長28.1m、幅員3.332mm(路盤高)・3.604mm(最大幅)、
ほぼ直線の構造を持ち、高さ5.910mmとなっています。
内部より馬路村方向を望む
線路が建設された昭和6年の完成とすると廃止から約50年。
枕木を撤去されただけで廃止された時の様子を維持しており、
完全な当時の様子を維持した隧道となります。頑丈に造られた
軌道が植生に覆い隠される中で異彩を放つ遺構でした。
ちなみに、馬路村側の足元は少し水没気味なので、
雨上がりや梅雨時期は普通に水没していると思います。
加茂隧道 北側坑口
こちらも完全なる石積み。(要石は楯状)
全国的にも珍しくて貴重な完全石積み隧道とは、
さすが日本有数の規模を誇った魚梁瀬森林鉄道群!
木曽や秋田の森林鉄道も有名ですが、
高知の林鉄も決して引けを取っていません。
まだまだ魚梁瀬森林鉄道の一部しか訪問していないので
これからの発見がとても楽しみになってきました!
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