椎名隧道

椎名隧道

開削

小さな橋

集落を抜け、無名の橋を渡りました。
隧道の候補地はこの先にある丘の裾野で、
丘と海が最も接近している位置のはずです。

椎名集落内を通っている旧国道部分と、
現国道の南側分岐点辺りになるようでした。

現道へ　跡地北側

旧道が現道へ合流するその地点に痕跡がありました。
快走路となっている現道の両脇に残されている
浅い岩の堀割が隧道の跡地となります。

現役時も小さな隧道だったのでしょうが、
現代においてはあっさりと切り崩されていました。

隧道跡地　南側

ここにあった椎名隧道は、昭和2年竣工。
この年、北海道音更村で、200戸に通じる電線に
高電圧の電流が流れて12人が死傷する事件がありました。
北海道北見市のガス管破断による中毒死にそっくり･･･。

延長17m、幅員3.7m、高さ4.5m。

夫婦岩へ

夫婦岩を見ながら室戸岬の宿へと進みました。
ところでこの岩、どちらが夫でどちらが妻？？？
この夫婦岩に通じる遊歩道もかつては道路であり、
国道の前身となる道であったそうです。

夫婦岩の傍らには、唄の刻まれた碑がありました。