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矢筈隧道
開削
隧道跡地 東から撮影
しかし、地図の場所にあったのは広場だけでした。
ただ、この広場自体が道路改良前の道筋のようで、
目の前にある一段狭くなった場所に隧道が
あったとすれば自然な線形に見えてきます。
狭くなっている部分、道路から南側(画像左)の
法面には後年のコンクリート施工がされていました。
隧道跡地 西から撮影
一応、怪しい部分の山塊を探ってみましたが
隧道の痕跡らしきものは見つかりません。
資料によると、隧道は主要地方道「奈半利東洋線」の
物件となっており、平成4年の国道493号への昇格前に
造られたことが分かります。また、JAF以外の地図では
隧道記号が見られないことと、現地での施工状況から
国道昇格前に隧道は消失しているように思えました。
林道も探索
周辺の脇道にも入って痕跡を探しましたが
何も発見できませんでした。どうやら完全に
しかも、早い時期に開削されたようです。
最後になりましたが、隧道データを下記に。
昭和33年竣工 この年、紀阿航路定期船「南海丸」が
沈没して167人もの遭難者を出す事故がありました。
延長19m、幅員4.9m、高さ4.5m。
P1
P2
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