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煉瓦巻

星越駅
別子鉱山鉄道で、唯一残された駅舎

木製の窓枠には住友の社章が形取られている物もあり
木造で全体的にクラシックな造りをしています。

ここの背後には、別子銅山と関連企業の幹部用に開発された
生垣に囲まれた木造平屋の山田住宅が広がっていました。
それぞれの屋根には立派な鬼瓦がしかれ、
様々な敷地や間取りをした住宅群の姿は壮観です!

それゆえ映画の撮影舞台としても利用されたとのこと。

駅構内
もちろん、駅本体も木造で立派な物。

一時期は旅客輸送もしていたこの駅は、
クラシックな姿をとどめているうえ、
痛みも少ないので整備して欲しい物件です。

銅山最盛期には、この駅から沢山の職員が
端出場の鉱山に向かって通勤していました。

機関庫
この機関庫は開通当初から建てられているそうで、
鉱石や旅客輸送に活躍したクラウス蒸気機関車2両、
客車3両、貨車15両も整備されたそうです。

当時は、機関車1両が貨車8両も牽いて
端出場〜惣開間を1日に4往復していました。

機関庫バックにそびえる星越選鉱所の図

住友グループの敷地内
桜のあるグラウンドは住友化学だったかな?

桜並木と共にその敷地の中を軌道は走っています。
坑水路のおかげでとても辿り易い廃線跡。

この写真を撮っている場所は踏み切りだったようで、
舗装の色が他と少し違っていました。

遊歩道へ
軌道は蒸気の工場を抜けてからは遊歩道に転用されています。

我々は原付二種のオフロードバイク(CRM80)だったので、
次の目標となる物言獄隧道に向けて移動&昼食の為、
この地点でひとまず軌道跡を離れました。

物言嶽隧道編につづく・・・。

あなたの写真は私の物。
画像の幾つかは、アルプ日記さんから頂きました。
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