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マンガン
アプローチ 
知る人ぞ知る愛媛県西条市にある県道の隧道。

隧道の前後が凄いオーバーハングになっており、
ドライブ好きの方には有名なスリル路線ですが、
この隧道直下に廃鉱山が眠っていることを
知っている人はほとんどいないはずです。

県道より 
この鉱山、鉱山史などの文献や資料から
記載を見つけることができませんでした。

いつの時代の鉱山なのか?何を産出していたのか?
現地で見たものから判断し、紹介したいと思います。

まず、県道に2本ある隧道の中間辺りにある、
川へ降りる小さな階段で鉱山へ接近しました。

危ない 
しかし、探索当日は強い雨が降っており、
アプローチで頼りにしていた階段の上を
雨水が走っていて、とってもデンジャラスでした。

階段は細いし、コンクリが風化して足場が傾いてるし・・・
せっかくなので頑張りましたが、いきなりビビらされます。

鉱山跡 
で、階段を下りたところがピンポイントで鉱山跡!
と言っても、それらしき物は皆無に近くなっています。

かろうじて、足元に転がるワイヤー滑車から、
策道が張られていたことの想像ができ・・・たかな?

敷地も規模も小さな鉱山だったのでしょうか、
ズリやその他の施設は確認できませんでした。

川沿いに 
山を越え、谷を越え、上流方向へ根性で進みます。

いきなりデカイ岩が立ちはだかっていたのを
持ち込んだはしご(脚立)をかけて越えたり
雨で滑る岩を高巻きしつつ進むこと約80m!

山側に画像の坑口が一つだけ開いていました。

坑口付近 
入ってすぐのホールにケーブルが。

こちらはゴムで被覆してあることから戦後の物。
他にもバケットが落ちているなど昭和中期まで
ヤマは創業されていたことが伺われました。

また、壁に紅簾石が見えていることから、
質はともかくマンガン鉱山だったようです。

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