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豊予要塞佐田岬
多くの人が目にする穹窖砲台
内部分岐
明りを忘れて内部を彷徨ったので変な写真に。
南北のトーチカを繋ぐトンネル分岐の写真です。
コンクリなどで覆工されていないので、
壁を強く触るとボロボロと崩れる場所もありました。
また、行き止まりの横穴も何本かあり、
それらは休憩室や弾薬庫として使われたようです。
トンネルの高さは約2m、幅は2.5mほどでした。
北側トーチカ内部
こちらにも砲座の痕跡。
穹窖砲台は二個セットになって配置されているので、
資料を調べるまでは砲一門と測距儀一基という
セットで据え付けられていたと思っていました。
しかし、戦争遺跡関連の書籍をいくつ見てみても
全て砲は4基となっており観測所は別にあったようです。
地形や見晴らしを考えると、椿山の頂上が観測所かな?
砲座より
島影は九州の大分県佐賀関です。
天気の良い日は、佐田岬から佐賀関にある
銅鉱石の精錬所の煙突もみることができます。
東亜戦争時、豊予海峡を米軍の潜水艦が通過しまくりましたが
この要塞には野砲しかなかったので阻止できませんでした。
ちなみに対空砲としても使えなかったので、
敵航空機に対しても無力だったそうです。残念。
坑門近影
砲門の翼壁には、うろこ状にベトンが施工されていますが、
これは、偵察機による航空写真から写りにくくする為の工夫であり、
佐田岬の穹窖砲台において、全ての砲門で見ることができました。
この写真だと、ペンキによる明細塗装もはっきりと分かります。
足元にビビリながらなので引いた画角が取れず、この写真が限界。
で、帰るためには先ほどの御籠島の鼻に戻る必要があり、
危ないから嫌だなぁと思っていたのですが・・・!?
奥まで
とりあえずトンネルを全部通り尽くしてみることとなり、
ドンドンと東側に続くトンネルを進んでいきました。
距離は30mほどあったように覚えています。
閉塞
外から崩れ落ちてきたような土砂で行き止まり。
やっぱり閉塞か〜と思いながらも
往生際悪く匍匐で土砂を登って行くと・・・!
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