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奥栗隧道
素掘り+ボックスカルバート
地図
古くから森林鉄道や軌道で栄えたこの地区に
ひっそりと取り残された素掘りの隧道です。
相互リンク先のHOT-K管理人のTNTさんに道案内をして頂き、
小川川森林軌道跡を探索した直後に寄り道しました。
安芸市にある奥栗一谷林道からのアプローチです。
林道にて現地へ
今回訪問する隧道が載っている手持ちの資料は、
昭和35年3月30日に国土地理院から発行された
地形図「手結」になります。
その資料から隧道の存在を前から知ってはいましたが、
読図により場所の特定は難しいかと思っていました。
しかしある時、TNTさんがHPでこれを発見したとレポートを掲載!
それなら案内してもらおうと連行して楽をさせて頂きました。
キーポイント
林道を進んで行くと、斜面に峠の地蔵様が奉られています。
このお地蔵様こそが隧道へのヒントとなっており、
かつては隧道の傍らに安置されていたものと思われました。
といってもこの地蔵様の周辺をいくら見回しても
旧道となる線形を見出すことはありません。
隧道と峠の関係を想像豊かに考察する必要がありそうです。
いざ隧道へ!
隧道はどこか? それは我々の足元に潜んでいました。
後年整備された林道により地形が激変しており、
道床となった場所に隧道が埋められています。
地形図でも道幅1m未満の小径として掲載されているので
ここをまっさらから見つけるのは元より苦労必須!
難航した林道の擁壁に潜む隧道発見記録は、
HOT-Kの旧道・隧道探訪業務内に掲載されています。
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