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大越トンネル
コンクリ巻+キノコ
地図
今回もしろさんと一緒に訪問。
地域改善事業で新トンネルが造られた為、
訪問した大越隧道の供用期間はとても短くなりました。
おそらく四国で一番供用が短かったのではないでしょうか?
大越峠の名の由来:「東津野に嫁いだ伊予の娘が、
不幸にも子も儲ける前に後家となり、実家に帰るべく
家を出てこの峠に到達、その時「大声」で呼ぶ者があり、
正体は娘の優しい心立てに絆された婚家先の家族。
東側 アプローチ道分岐点
家にいて欲しいと懇願され、情を受けた娘は
再び東津野へ戻ることになった。」との伝承があり、
「大声」転じた「大越」峠と考えられるようです。
また、この道は坂本竜馬などの維新志士たちが
土佐藩を脱藩する時に通ったと云われており、
維新の道として広く紹介されていました。
新トンネルの翼壁にも志士の絵が描かれています。
隧道のある旧道は、手前を南方向へ入る細い道。
銘板
新トンネルとして通されたこのトンネル、
銘板によると平成元年の完成。
町道ゆえ梼原町が建設主体になっていますが、
国が補助金を出す地域改善事業なので
二車線歩道付、照明付の立派なトンネルです。
扁額
はごくごく普通のものでした。
旧隧道 東側坑口
旧道は農協の倉庫や作業場に隣接しているので写真無し。
隧道も農協の菌床となって再利用されているので
坑口の手前にご覧のような倉庫が設置されています。
この時、出入り業者?農協職員?の方から話を聞いて
隧道の中はこの時期は使用されていないことを確認しました。
こちらからは中の様子を伺えないので反対側へ周ります。
西側 アプローチ道分岐点
維新トンネルを抜けてすぐに南へ分岐。
現在は、トンネルで抜けることができるこの峠を、
文久2年3月26日に坂本竜馬が通り脱藩しています。
当時檮原村には道番所(関所)が12箇所もあったそうで、
竜馬が向かった伊予(愛媛)との国境には黒岩、姫草、宮野々、
上成、四万川、白井谷、松ガ峠に関所が配置されていました。
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