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コンクリ巻

扁額
大理石のような石に刻まれた気合の入った扁額。
民営の鉄道で掘られるトンネルには、
その路線の代表的な物件に扁額を付けるという習慣があったそうで、
土佐電気鉄道も同じだったと思います。

「登龍門」は瑞祥動物から名前を取ったのでしょう。
また、「征天工」は土木技術を称えた言葉と思われます。

左側には、建設当時の三十四銀行頭取(出資者)であり、
扁額を揮毫した菊池恭三氏の名が刻まれていました。

高知市内側 坑口
扁額がある方のポータル。

常に日陰となるようで、
コケや薄暗さによって迫力120%増しになっています。

高知市側 廃線跡
征天工を抜けると市街地。

左上に見えるのが国道55号線で、
手結山に対する法面施工が大規模で目に付きます。

おまけ
鉄道跡をくぐる町道に卵形のアンダーパスを発見。

昭和初期に造られたので、
今では考えられないような規模になっています。

場所は、あまりにも地域密着過ぎて紹介できません・・・。

おまけ 反対側
この道の幅員は2m弱なので、徒歩か二輪車専用。

民家に挟まれているので静かに訪問、
または見に行かないほうがいいと思います。
後年に補修を受けた様子はありませんでした。
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