No. | 説明 | 所在地 | 路線名 | 状況 | 訪問日 | |
No.1 | (いちのさか) |
現道トンネルと並んでひっそりと残されている古隧道。古橋もあり雰囲気は抜群に良いが、前後の旧道部分を土砂で覆われ、膝の高さまで水が溜まってしまっている。 | 美波町 | R55 旧道 | △ | H.16 10.2 |
No.2 | (まっさか) |
峠は二車線で元主要国道の貫禄がある。しかし旧道なのでカーブが多く油断は禁物。現役隧道で日本最古の総コンクリ隧道として完成した物件。近代土木遺産。 | 牟岐町 | R55 旧道 | ◎ | H.18 5.5 |
No.3 | (むかいさか) |
細々とした時間のかかる山間の道にある古いトンネルでしたが、昭和57年に山川トンネルを含むバイパスが全線開通し、30年で国道指定を外されました。 | 吉野川市 | R193 旧道 | ◎ | H.16 3.9 |
No.4 | (おおがま) |
現役国道なのに、内壁に吹付コンクリートが施工されていない。国道に限れば貴重な存在。四国の山間部でしか見られないかも?好きな人なら一見の価値あり。 | 那賀町 | R193 | ◎ | H.18 5.4 |
No.5 | (おおようち) |
旧道を切り取られ、現トンネルの傍らに坑口のみ伺える姿は異様に見える。素掘りの小さな姿はまさに洞穴、そして内部には意外な物が・・・本当に命懸で潜入。 | 那賀町 | R193 旧道 | × | H.16 10.1 |
No.6 | トンネル (きざわ) |
大用地トンネル内で隧道内分岐によって施工中で、旧大用地隧道も影響有り。台風災害による復旧工事の一環で、大用地トンネルと符殿トンネルに代わる物件。 | 那賀町 | R193 | × | H.18 5.4 |
No.7 | (おったち) |
第一の方は改良が済んでいましたが、こちらはまさに改良の途中。隧道が拡幅されてゆく工程を見られたのは収穫でした。実は貴重な写真なのかもしれません。 | 那賀町 | R193 旧道 | ◎ | H.16 10.1 |
No.8 | トンネル (おったち) |
訪問が遅く、拡幅・改良が施工された後で完成当時の姿は全く見られない。生活道路として現役なので仕方ない事ではあるが、一目往時の姿を見たかった物件。 | 那賀町 | R193 旧道 | ◎ | H.16 10.1 |
No.9 | (ひま) |
注意していれば現トンネルの南側坑口の脇に埋められた坑口を見付けられる。北側は掘ったままの姿を見られる貴重な遺構で、素堀りとしては大規模な隧道。 | 那賀町 | R193 旧道 | × | H.18 5.4 |
No.10 | (ふどの) |
現トンネルは成瀬川に橋をかけ、豪快な線形改良を得ている。しかし旧道は地形に素直に走り、なんと現在も安全に通行する事が出来る。吹付け済み素掘り隧道。 | 那賀町 | R193 旧道 | ◎ | H.16 10.2 |
No.11 | (じゅうにでし) |
民話によると、師匠を殺した12人の弟子が逃げる途中、この峠で腹痛を起こし次々と死んだので十二弟子峠と名付けられた。今回の隧道は、その峠の直下にある。 | 那賀町 | R193 旧道 | ◎ | H.18 5.4 |
No.12 | (であい) |
坑口に信号機が設置され、片側交互通行が行われているトンネル。現在、大規模なバイパス工事が進んでおり、あと5年ほどで旧道化するようだ。これでも現役国道。 | 那賀町 | R193&R195 | ◎ | H.18 5.4 |
No.13 | (たちばな) |
近所のお婆さんが「煉瓦を一個一個積み上げて作ってあるのよ。この界隈で私より年寄りは隧道だけよ。」という事を誇らしげに教えてくれました。近代土木遺産。 | 阿南市 | R195 旧々道 |
△ | H.16 10.2 |
No.14 | (たちばな) |
当分現役を退く事は無いだろうが、近くを通る阿南BPに名を継承した橘トンネルが貫通、同じくR195にも新橘トンネルというのができるのでややこしくてしょうがない。 | 阿南市 | R195 旧道 | ◎ | H.16 10.2 |
No.15 | (おおくぼ) |
しろさんに存在を教えて頂いた隧道。現在は歩行者用として第二の人生を歩んでいますが、なんと元は明治時代に造られた隧道と判明。改修を受けて現在の形に。 | 那賀町 | R195 旧道 | △ | H.18 5.5 |
No.16 | (さくらだに) |
この路線の旧隧道にしては珍しく車道として現役。小学校もある住宅街の中にあり、素掘り→コンクリ巻→+鉄板巻と改良され、不安のないトンネルとなった。 | 那賀町 | R195 旧道 | ◎ | H.16 10.2 |
No.17 | 第二隧道 (ながやす) |
第一は再利用の様子から民地に払い下げられているように見えますが、不法占有かも?まさに「刳り貫かれた」感じを残す第一隧道と、改良済みの第二隧道です。 | 那賀町 | R195 旧道 | × | H.16 10.2 |
No.18 | 第三隧道 (ながやす) |
長安口ダムによって付け替えられた旧道に残る隧道。内部でダムの構造に触れているためか、綺麗なコンクリートの壁によって閉塞工事を施されていました。 | 那賀町 | R195 旧道 | × | H.18 5.5 |
No.19 | (おおと) |
まとめて紹介するが、三本の素掘り隧道が連続して残っている。ロックシェードで繋がれているのが特徴的で、シェード内から見える岩盤やダム湖は独特の風景。 | 那賀町 | R195 旧道 | ◎ | H.16 10.2 |
No.20 | (やなせ) |
現トンネルの付帯工事がかなり大規模で、そちらに目が行き見逃しそうになる。現道から見える高さ制限の看板が存在のヒント&発見のチャンスになっている。 | 那賀町 | R195 旧道 | ◎ | H.18 5.4 |
No.21 | (くもんみょう) |
現在の地図には全く載っていない廃道にある。旧道は、現道よりも高い位置を走っていたのだろうか?現道と旧道の分岐点は、南北とも急坂となっていて危ない。 | 那賀町 | R195 旧道 | ◎ | H.16 10.2 |
No.22 | (にしう) |
独特な外観の隧道。急勾配かつ狭路の旧道を走らないと辿り付けない。この日は隧道脇で工事が行われており、ダンプが頻繁に往来していた。H.18 5/4に再訪問。 | 那賀町 | R195 旧道 | ◎ | H.16 10.1 |
No.23 | (ふのう) |
特徴的な粗い笠石と隅石飾りを持つ貴重な煉瓦隧道です。酷道438号に存在し、イギリス積みの坑門を持つ近代土木遺産。平成21年4月9日に再訪問しました。 | 神山町〜 佐那河内村 |
R438 | ◎ | H.16 3.9 |
No.24 | (ゆやのさか) |
改良著しい県道において、大規模に切り通され跡形もなくなってしまった隧道の跡地だが、この近くの町道にある四方見坂隧道(よみさか)も一緒に紹介しています。 | 那賀町 | 県道19号線 | ◎ | H.16 10.2 |
No.25 | (どうがくじ) |
崩れる山肌に苦労しながら築かれた大正生まれの貴重な煉瓦トンネル。地方交流への貢献度から、歴史的価値のある物でしたが平成16年3月10日に完全閉鎖…。 | 石井町〜 神山町 |
県道20号線 旧道 |
× | H.16 3.9 |
No.26 | (にしやま) |
南阿波サンラインこと、徳島県道147号線。この道の牟岐町側入り口付近に、かつて隧道があったそうです。現状を確認すべく、開削された跡地を訪問しました。 | 牟岐町〜 美波町 |
県道147号線 | ◎ | H.22 7.25 |
No.27 | (くもそう) |
元々は木沢神山開発林道という路線であったが、現在は国道193号線の不通区間を繋ぐ県道に昇格している。というか、何故ここだけ国道ではなく県道指定? | 那賀町〜 神山町 |
県道253号線 | ◎ | H.18 5.4 |
No.28 | (あいおい) |
新トンネルなど改良中の県道に存在。新トンネルが完成した後は、林道となるか閉鎖されるかの二つに一つか?元は石組みの坑門を持っていたかもしれない隧道。 | 那賀町 | 県道291号線 | ◎ | H.16 10.2 |
No.29 | (おばたけ) |
難所といった険道に突然現れるオーバースペック気味の現トンネル。その脇から延びる旧道の先には素掘り隧道が存在していました。一度改修されているような? | 那賀町 | 県道295号線 旧道 | △ | H.18 5.4 |
No.30 | (いのたお) |
山間部の厳しい県道にあるデザイン的に優れる隧道。平成17年に近代土木遺産指定を受けており、資料によっては江戸時代からこの地に隧道があったとも!? | 海陽町 | 県道301号線 | ◎ | H.18 5.5 |