HOME府能隧道
煉瓦巻
北側 坑口 
現地では、高さ制限バーが盛大に邪魔をしており、
隧道を正面から撮影することは困難でした。

近代土木遺産Cランク。

四国内の現役国道では、唯一の大正竣工の物件であり、
昭和以前の竣工物件でも唯一のものとなります。

北側 扁額 
達筆。右書きで「 道 通 山 郡 」と読むようです。
道通山郡、道は山郡へ通じる・・・かな。

土木デジタルアーカイブスにも載っていました。

北側 風景 
内部より。

内部にはライナープレートと防水シートが
設置されているためレンガ積みは伺えません。

南側 坑口 
こちらも高さ制限バーにより画角が得られません。

隧道データは下記の通り。

大正10年6月起工、大正12年2月竣工
関東大震災が発生したのも大正12年でした。

延長は178.2m、幅員3.8m、高さ4.5m。

南側 扁額 
こちらは読み取りやすい字体で書かれており、
戦前竣工のセオリー通り右書きで府能嶺隧道でした。

また、左の方に何か小さな文字が見えます。
私は普段から三脚を持っていないので、
手ぶれに苦しみつつ撮影したものを拡大すると、
縦に大正十一年?と書かれているようでした。
大正11年度完成なのを記録しているのかな?

P1 P2 P3
[編集]
CGI-design