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境目峠
境目隧道(コンクリ巻)旧道
地図
旧道は急な九十九折れと急勾配を持ち、例に漏れず
主役の座をトンネルに奪われた愛媛・徳島県境の峠です。
現在は、国道192号線境目トンネル、徳島自動車道
新境目トンネルと、二本のトンネルが峠に抜けました。
徳島県側 アプローチ道分岐点
トンネルより、およそ数百m手前にて分岐しており、
土産屋を兼ねた茶屋の裏を通って高度を稼ぎます。
しかし、旧道とはいえ、峠の周辺には集落があり、
民家の数も数十とあるので道は整備されていました。
徳島側 旧道
旧道に入ってしばらくの間は植林が続くので
例に漏れぬ寂しい旧道の峠かと錯覚しました。
しかし、前述の民家の他にも曼陀峠との交差点が
峠の近くにあり、これは第66番札所「雲辺寺」への
遍路道になっているので遍路姿も見かけることができます。
元国道だけあって、路床の石垣も磐石。
新旧道路
もともと川之江市(現在の四国中央市)は
地理・地形的に四国きっての交通の要衝であり、
この境目峠は、明治32年10月に整備された県道にて
車を始めて通し、更に改修された峠が旧国道でした。
県道として改修された時、まず愛媛側の工事が行われ、
徳島側はそれに呼応して工事が進められたのだそうです。
ちょっと分かりにくいけど眼下に境目トンネル。
県境
明治時代、二間一尺(3.8m)の幅員で整備され、
愛媛県側だけで橋梁が15ヶ所も。
愛媛側の総工費は五万八千円と記録されています。
写真の石柱は、峠の中心で半ば埋もれていますが、
現在もはっきりと県境を主張していました。
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