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コンクリ巻

地図
改修でコンクリ巻になった大正竣工のトンネル

改修済みなら取材対象にしない方針ですが、
人里に程近く訪れやすい場所にあることと
周辺に探索したい隧道が複数あるので立ち寄りました。

南側 坑口
川に張り出した巨大な一枚岩に刳り貫かれており、
これが未舗装&素掘り時代なら格好の物件だったでしょう。

トンネルは主要県道として活躍しており、
田舎を通る路線にしては交通量も多くあります。

扁額
拡幅前のデータを下記に。

大正11年竣工
幕末〜明治の政治家、大隈重信が没した年です。

延長31m、幅員3.1m、高さ3.6m。

銘板
改修後のデータはこちら。

昭和46年改修
雫石上空で全日空機と自衛隊機が空中衝突し、
自衛隊員2名は脱出するもANA機の乗客乗員162名死亡。
※事故原因は諸説ありますが、全日空機(時速900km/h)が
自衛隊機(時速840km/h)へ追突したことによるものです。

延長30.8m、幅約7.5m、高さ4.5m。

内部
昭和の量産型トンネル。

短いので照明がなく、段差付歩道にリフレクター装備という
コストパフォーマンス良設計でした。

ちなみに、リフレクターの本名は「視線誘導標」とのこと。
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