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煉瓦巻+素掘り

苔むした素掘り
隧道の近くには、野福峠という桜の名所があり、
現在も花の時期になれば結構な通行量があるようです。

幅員が広いので普通車同士の離合はできますが、
照明の付いていない苔むした旧道トンネルが、
季節によって賑わうのも面白い話だと思いました。

花の時期にもう一度訪問してみます。

宇和海側 坑口
大正生まれの貴重な隧道なので
これからも末永く姿を保ってほしいと思います。

こちらの坑門の脇には旧行政界を示す
白看板が設置されていました。

「宇和町」との行政界を示す、旧法令に基づくこの看板、
現行の道路標識とは一味違う、懐かしい感じの看板です。

白看板
狭く見通しが悪いのでゆっくりと
路線には、明浜町との境界で再び白看板が登場します。

昭和25年3月に、総理府・建設省の2つの省庁により道路
標識令の改正が行われ、画像の「白看」が生まれました。
これは、昭和46年11月まで使用された形式となり、
市町村境界を示す101型分類されています。

↓ 詳しい白看をリンク
拡大近景遠景

宇和海
広い場所があったので休憩。

宇和海が一望でき、ここから漁船を目で追っかけて遊びました。
「警笛鳴らせ」がおかしなことになっているのは旧道のご愛嬌。

ここには、旧型の行政界看板(非白看板)もあります。

宇和海側 アプローチ道分岐点
新トンネルの野福トンネル(858m)は平成2年の完成。

旧隧道には字名の「俵津」が用いられていましたが、
新トンネルには、集落名である「俵津」より、
桜で有名な峠名の「野福」が選ばれたようです。

こちらからは、野福トンネルの寸前より、
分かりやすい形で旧道が分岐していました。
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