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コンクリ巻+素掘り+吹付け
隧道内分岐 
内部で隧道内分岐があるのは事前に知っていました。
この北側へ分岐する隧道こそ林鉄の名残なのです。

隧道坑口からすぐの位置で分岐しており、
ギリギリの所で開削されずに残ることができました。

僅かですが、当時の面影を残す貴重な部分です。

森林軌道 隧道内部 
渓谷側が開山隧道の坑門となっており、
コンクリートの壁となってしまいました。

しかし、残りの部分は当時のまま残されており、
特に、かなり小さな隧道であったことが伺えます。

車道として使えない大きさと、竣工年の遅さが
開山隧道として大改良を受けた原因なのでしょう。

森林鉄道 隧道坑口 
この先の路盤は当時のままなのでしょう。

大規模に施工された石積みが見られました。
不入林道の路盤に時々ある石積みも林鉄時代の
遺構と思われます。竣工から約60年!堅牢也。

また、頭上のオーバーハングも林鉄時代の物で、
平場のない土地の開削に腐心した様子が伺えました。

橋梁跡地 
隧道を抜けたところで軌道は川を渡りました。

現在では両岸に残る橋台と、橋脚に使われた
が河川中の岩と岩の間に残されています。

この桁と橋台に、木の支柱をM型に立てて
木橋を支えていたと予想できましたが、
引き続き、現役時代の写真を探してみます。

開山隧道 東側坑口 
こちらの坑口は林鉄と関係のない物、
西側坑口と同じ意匠で造られていました。

対岸の林鉄跡へ渡る為、この坑口脇から
川へと降りて渡渉地点を探します。

渡渉地点 
対岸には林鉄の石垣が見えています。

幸いにも、川面まで道からの距離が近い上、
石を伝って渡れそうな場所も複数ありました。

坑口脇から降りて直ぐに林鉄跡地へ渡ります。

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