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孕隧道
コンクリ巻+吹付け
地図
宇津野トンネルの旧道となる孕隧道を訪問。
旧道と言いましたが、この道が出来る前は
宇津野トンネルの通っている山を越える
宇津野越という峠道がメインルートでした。
この界隈の主要道路は山と海岸沿いで
振り替えが繰り返されたことになるようです。
高知市内側 現道
鏡川に掛かる橋を越えるとすぐに旧道が派生。
現県道は大規模に開発され、
二本のトンネルを持って4車線を確保しています。
その内の一本は歩道が狭いらしく、
自転車歩行者は新トンネルに導かれていました。
高知市内側 アプローチ道分岐点
営業車が曲がっている道が旧道。
工業地帯の港の岸壁を走っており、
昔、この道の上空に索道があったそうです。
昔の地形図には大きく記載されていますが
さすがに索道の痕跡は一切不明になっていました。
旧道
海っぱたにもかかわらず、ガードレールの一本も無し。
船から荷揚げする時に邪魔なので設置しないのでしょうか?
上空のベルトコンベヤーを潜ること数回、
まるで太平洋セメントの工場内に
迷い込んでしまったような錯覚がします。
高知市内側 坑口
工場地帯を抜け、道が極端に狭くなった途端に隧道が登場。
思っていた通りの小さな小隧道で、
隣にある廃屋が廃な雰囲気を更に醸し出しています。
一応、現役トンネルなので通行量もそこそこあり、
正式名称は潮江9号線1号トンネルというややこしいもの。
掲示板常連のα星さんに教えて頂きました。感謝。
内部
微妙に歪な形。
これは、昔は素掘りトンネルだった物を拡幅改良し、
コンクリートを巻き立ててできた歪みのようです。
巻き立てというより、吹付けといった方が正しい?
とにかくコンクリ巻なのに往時を偲ばせる
珍しい物件になっていました。
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