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樫迫隧道
石積み+煉瓦巻
地図
旧中村街道に残る煉瓦製隧道の一つで、
この街道には、南から逢坂隧道・熊井隧道・樫迫隧道と
三本もの素晴らしい煉瓦隧道が残されています。
今回は樫迫隧道をレポートします。
須崎市側 アプローチ道分岐点
これから訪れる樫迫隧道は、
中村街道の名古屋坂に初めて通った隧道です。
現在、この峠には三本、三世代の隧道が貫かれており、
同じ峠を潜る隧道の二代目は
名古屋隧道
(閉鎖済)、
現役の三代目は
新名古屋トンネル
となっています。
須崎市側 旧道より
旧道は現道の真上と、二代目の真上を通過。
ここから見ると道路の改良の様子がよく分かり、
行き交う車を上から覗くことができました。
スピード化と大型化の波を感じる峠でもあるようです。
桜咲く咲く
雨天ながらも春に訪問したので
とても綺麗に桜が咲いていました。
樫迫隧道を含む、この県道が全線開通したのは明治31年(1898)
当時は中村街道と呼ばれていました。
須崎市側 坑口
かつて、この隧道を人力車や馬車が走ったそうです。
時代は流れ、大正13年(1924)には、
高知と片島(現在の宿毛市)の間に
乗合自動車が走り始めたとも記録されています。
隧道ができたお陰で車が走れるようになり
一気に文化や人の交流が広がったのでしょうね。
以上の情報はリョクトさんに頂きました。感謝!
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