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コンクリ巻+素掘り

断続的な素掘り
素掘りの壁面はコンクリ吹付けもされず、
触るとボロボロと崩れる脆い地層となっています。

断続的にコンクリで巻かれて補修されている光景は、
この下にある大森隧道(二代)の鉄骨巻や、
愛媛県の眞弓隧道を私に思い起こさせました。

再び水没
事前の情報どおり、こちら側の坑口も水没です。

残り50mほどで再び水が足元に迫ってきましたが、
既に服はドロドロなうえ、ここを通らないとなると
引き返さないと帰れないので躊躇無く突っ込みました。

つ〜め〜た〜い〜!
しかもカビ&泥臭い。

歪な光景
崩落した土砂によって水が堰止められたようです。

この後、悲劇が待っているのはまだ知る由も無く、
「深くなかったらいいけど・・・。」と考えていました。

この光景は内部からしか見られないので、
しばし立ち止まって脳裏に焼き付けておきます。

そうして遂に隧道内部とお別れ、30分ほどの内部探索でした。

悲惨
こちら側の崩落は岩じゃなくて土が主成分。

底に溜まっている土に足がゴモるゴモる!
一歩踏み出すと、ひざ下まで土の中に沈み込むせいで
次の踏み出しまで悠々1分は掛かってしまいます。

勿論、長靴でどうにかなるような水深ではなく
太ももまでぐっしょり・・・虫がいなくて良かった。

一歩一歩コケそうになるし、ホントに苦労しました。

脱出
すっかり息が上がりましたとさ・・・。

内部探索は30分でしたが、残り15mに15分かかっています。
一人で突入してたら泣いてしまいそうな勢いで足が沈み、
振り返る余裕は全くありません。徒歩ゲロアタック。

長い時間、冷たい水に浸かったせいで両足がしびれるし、
動けなくなるし、単独突入は絶対に避けた方が良さそうです。

高知側 坑口
ここはどこよりも激しく崩れていました。

H.16年に来た台風10連発後には訪問していないので、
既に崩土で埋め尽くされてしまったかもしれません。

この時点でも賞味期限は、ほとんど無さそうに感じました。

平成19年、まだ残っています。画像提供九朗さん。
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