大北川隧道

大北川隧道

素掘り

地図

道路地図にも地形図にも掲載されていない隧道。

実在情報を頂いてすぐに訪問したところ、
想像以上の歴史を持つ隧道だったことが分かりました。

早明浦ダム渇水で旧大川村役場が露出していると
新聞で報道があったので、これも併せて訪問しています。

小松川橋

のんびりとした田舎の主要県道17号（本川大杉線）から
白滝鉱山へ向かう県道6号（高知伊予三島線）へ。

この交差点は大川村の中心地から程近い場所で、
愛媛からだと道中に高藪隧道や薮の滝隧道があります。

ちなみに県道6号は伊予三島線といっても未開通で、
峠の太田尾越えは未舗装林道となっているそうです。

台風の爪あと

H.16年に訪れた複数の台風はこの地域に相当な打撃を。

土砂崩れが相次ぎ、至る所で道路が寸断されたので、
災害時に白滝鉱山のあった地域は長く孤立しました。

一年経って全ての場所で復旧工事が進捗していますが
ご覧のとおり完成はまだ先のようです。

台風災害時の道路寸断では、この先の学習施設にて
小学生を含む複数名が孤立して話題となりました。

旧大川村役場

所変わって、みなさんご存知の村役場。

去年が台風乱発で今年は渇水・・・見事な異常気象、
災害対策関係者の皆様には頭が下がります。

降りていって内部を見学しようかと思ったのですが、
降り口で警察が見張りをしていて断念。驚きました。

県道9号線

分岐から数百メートルでこの黒沼田橋に着きます。
読みは「くろぬた」で、隧道までここからほんの少し。

この橋は銘板によると昭和46年2月完成。
旧隧道はこの時期まで使用されたのでしょうか？

早明浦ダムは昭和48年完成なので、道路付替によって
隧道（旧道）が廃されたとみて間違い無さそうです。

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