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車屋隧道
煉瓦巻
擁壁
煤煙で真っ黒にすすけた煉瓦。
開通当初は蒸気機関車が、その次の時代には
ディーゼル機関車が使用されたことにより煤けたもの。
歴史ある立派な煤ですね。
装飾
見事な装飾となっている笠石(てっぺんの煉瓦)、
迫石(入口のアーチリング)や要石(キーストーン)と、
見所の非常に多い隧道となっていました。
個人的に別子鉱山鉄道の煉瓦隧道は、
四国内に残る煉瓦隧道の中で最も美しいと思っています。
別子鉱山側 坑口
この坑口の右側に、隧道上部に出る小道があり、
気になったので登ってみたら人が住んでいました!
隧道に住んでいる人に会うのは初めて・・・
しかも地べたに寝ていたので、
死んでるのかと思って
かなり驚きました。
しかし向こうさんは慣れているようで、
私に一瞥をくれただけで昼寝再開。
他所様の土地の中というのに・・・。
崩落止
この路線が廃止されるきっかけとなったのは、
昭和51年の台風災害にて復旧不能と判断されるほどの
土砂崩れが起きたからだそうです。
採算的に苦しい経営の中で、鉄道に止めを刺さした
台風災害ですが、土砂崩れの現場は復旧されていました。
ここがその
崩落した場所
です。(リンク写真は対岸から)
鉄のカゴに、鉱山から出たズリ石を詰め込んで作った
オリジナル土留めを山側に
100mほど連ねていて壮観
。
黒石駅跡
星越駅から端出場の間に唯一あった駅の跡。
駅周辺は離合の為、複線になっていたので、
今までの軌道跡と比べて倍以上の敷地が広がります。
弁当を広げて食べるには、いいポイントになるかも。
川側には駅に通じていた道が半分廃道になって残っていました。
このレポの最後に登場する車屋橋という吊橋を渡れば、
その廃道に繋がっているので、この駅跡だけ見たい方は、
県道から吊橋→やや廃道の道と歩いてくれば近道です。
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