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銅(キースラガー)
地図 
千町と書いて「せんじょう」と読む難読地名。

キースラガーこと別子型鉱床(層状含銅硫化鉄鉱)
を産出した銅鉱山で、大正期間に操業されました。

大規模なズリ山があるわけではなさそうでしたが、
ルールに従って詳しい場所は掲載できません。

いつもの石メンバーに同行させて頂きました。感謝。

杣道 
坑口まで山道を30分近く歩く必要があります。
道中には、猪が掘ったヌタ場がいくつかと、
薮化した場所等があるので、時期と装備は
しっかりとした計画をしないと困難です。

それと、やぶ蚊が多かった!
ちょっと立ち止まるとブンブン寄ってきました。

新道開通記念碑 
この山道も、かつては重要路線だったようで、
新道の開通を記念する碑と、新道建設や寄付に
携わった人々の名前が記された石碑があります。

左書きの碑は明治21年に作られた物で、
石柱の方は大正年間に作られたようでした。
ただ、裏側は風化が激しいのと崩した字体なので
明治か大正かは、はっきりと言い切れません。

 
石碑群の傍らには複数の地蔵と
短歌が刻まれた石碑が置かれていました。

丁度、峠となっている場所かつ、川来須へ抜ける
道との交差点にもなっているので道標もあります。

名も無き峠ですが、歴史の重さを感じるいい峠でした。
まだまだ秘境に素晴らしき場所あり!精進します。

車輪 
峠を後にし、300mほど行くとトロの車輪が!

これは、後に見る鉱山のトロッコと同じ物であり、
大正末期に閉山した際に放置されたようです。

実はコレ、鉱山へ向かう道にあった物ではなく、
探索目的で周囲をウロウロしている時の発見でした。

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