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豊予要塞 佐田岬
軍用桟橋(軍艦波止場)
拡大地図
第二砲台の資材を陸揚げする為に造られた、
軍用桟橋(軍艦波止)が残されています。
前回のレポでは、第二砲台付近を紹介しましたが、
今回は、この建設に関わった桟橋を訪問しました。
周辺地図
アプローチは第二砲台への道と全く同じ。
ただし、第二砲台跡や弾薬庫跡付近へ行くには
途中から道を左にそれる
必要がありますが、
桟橋へはまっすぐ進むだけで到着できました。
佐田岬第ニ砲台は大正15年(1924)11月の起工で、
完成は昭和2年(1927)10月と資料にあります。
要塞建設は大正8年の豊予要塞整備要領によるので、
桟橋も同じような時期に建設されたのでしょう。
アプローチ
県道256号線との分岐点には、
小さな道しるべが作られています。
この道しるべ、
以前は無かった
のですが、
2年ぶりに訪問したら設置されていました。
戦争遺跡が文化財として認知されてきたのかも?
保存・再評価へ向け良い方向に進んでいるようです。
谷間の道
車の一切入れない、徒歩オンリーの狭い道ですが、
途中に
現役の民家
があるので整備されていました。
周辺に盗難された?原付が複数台あったりも・・・
夏〜秋に訪問される方はマムシやスズメバチに、
冬に訪問される方は波浪に気をつけて下さい。
この日は山腹補修&水道工事が行われていました。
貯水槽
道端の遺構に目を凝らすと、
境界石
と思わしき物や、
要塞の関連施設か?貯水槽の残骸が見られます。
貯水槽の方は三つ穴ブロックが使われているので
後世のみかん畑に用いられた廃墟のようでした。
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