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豊予要塞 佐田岬
大東亜戦争時に完成した要塞
広域地図
戦争に備え、瀬戸内海を守る為に設けられた要塞。
大日本帝国陸軍によって建設され、
豊後水道を通る敵艦を撃沈する役目を背負っていました。
要塞なので当たり前なのでしょうが、
難攻不落に造ってあるお陰で探索する方にとっては
太刀打ちできない場所がいくつもありました。
←この要塞は広い範囲に遺構が散在しています。
拡大地図
この要塞には縦穴や断崖に遺構が残っています。
その為、特別な装備でないと伺うことのできない場所が
多かったのですが、今回は
縦穴系のスペシャリスト
である
強力な助っ人が本州からやってきてくれました!
縦移動に重要なラペリングの技術を持つ
元自衛官さん
、
そしてフリーウォール系の技術を持つ自衛官さんの後輩、
以下、自衛官、後輩と
勝手に命名
してレポを進めます。
←地図には主な要塞遺構の位置を記しています。
まずはここから
佐田岬はそれなりの観光地となっており、
灯台の近くにトイレ・自販機完備の駐車場があります。
その駐車場の付近にこの建物が残されているのですが、
この何気ない建物も要塞時代の立派な遺構だったりもします。
今や廃屋ですが
「弾磨き鍛造所」
と呼ばれる
砲弾を整備する場所として建設されました。
砲弾の維持管理(弾磨き)が行われた建物なので
堅牢に造られています。弾磨きに学生が従事したことも。
灯台へ
早速移動を開始して駐車場から灯台へ向かう歩道へ。
今や立派な観光用歩道ですが、実はこの歩道も要塞の跡。
弾磨き鍛造所から砲座までの連絡路として開拓されたもので、
要塞時代にはここにはレールが敷かれていたそうです。
立派な物ではなく、とても小さな物だったそうですが、
動力は電気(バッテリー)と人力によるトロッコが走っていました。
縦穴!
突然ですが縦穴です。底部に
魅惑の横穴が
開いており、
あの先はどうなっているのか昔から気になっていました。
周辺に何も記されていませんが、多分立入禁止なうえ
深さ3.5mほどの穴が足元に突然あるという危険な立地。
事故防止のため歩道からのアプローチは伏せます。
ここ、私も自力で見つけた場所だったりもしますが、
自己責任で行きたいという方は案内するのでメールを下さい。
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