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中山川逆調整池堰堤の隧道と中山越(源太櫻)
コンクリ巻+素掘り
地図
経験上、地図に載っていない隧道を探すなら、
ダムの周辺を探せば見つかる可能性が高いようです。
この隧道も
「源太桜」
という古樹を探しに行く際、
全くの偶然にダムのそばで発見しました。
目的の源太桜は、市の天然記念物に指定されており、
周辺史跡と共にこのレポート内で紹介します。
中山川堰堤
国道11号線を千原集落から少し南西に進むとある、
源太桜の案内看板を頼りに中山川へ降りてきました。
すると、地図に載っていない小さなダムが存在します。
看板
によると農業水利に建設された県営ダムで、
昭和38年10月完成の
中山川逆調整池堰堤
とのこと。
源太桜への道はこの堰堤を歩くようになっており、
バイクはこの広場に置いて徒歩に切り替えます。
下流側
小さくともダム!
高さと風はなかなかの迫力です。
施工は株式会社奥村組。
上流側
ダム湖。
しかしこのダム、データを見るべくダム関係の
サイトを見てもどこにも載っていないのは何故だ?
ダムと堰堤の定義が違うからでしょうか?
でも堰堤のサイトにもない・・・不思議だ。
隧道の気配
堰堤はわずかなカーブを描いており、
半分を過ぎた所から隧道が見えました。
予想しない隧道の登場に驚きます。
国道側 坑口
便宜上、中山川ダム隧道と呼びます。
建設理由は、ダム建設の資材運搬路としてか、
湖に沈んだ道の補償事業なのでしょう。
源太桜へ向かう道として隧道が指定されています。
隧道の完成はダム竣工の昭和38年前後と予想。
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