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八多喜隧道
石組み&煉瓦巻
東側 坑口
現在は市道として第二の人生を送っています。
昭和60年より以前に市道化されたそうですが、
現在も愛媛鉄道時代の面影を強く残していました。
しかし、車道化時に路床が嵩上げされたようで、
隧道の馬蹄形が少し寸詰まりに見えています。
石組み&煉瓦!
愛媛鉄道の大洲〜長浜間の開通は大正7年です。
それから逆算すると、隧道は築87年以上経っている
相当貴重な物件だと分かりました。
石積み&煉瓦積みの隧道は、
近代土木遺産に指定されています。
内部
ご覧のとおり、圧巻の内部。
天井は鉄道時代の蒸気機関車がつけた
煤で煉瓦が真っ黒になっています。
擁壁も石積みの立派な物、
道路の両側には排水溝の意味を持たしているのか、
少しだけ路面よりも低くなっていました。
内部からの風景は
こちら。
待避所
鉄道隧道の最大の見所でしょうか?
この隧道には二箇所残されていました。
鉄道開通年より、竣工は大正7年以前と分かりますが、
道路として改修を受けたのは昭和47年と記録されます。
延長212.2m、幅員4.3m(有効3.1m)、高さ3.5m(有効2.6m)。
廃止は昭和10年頃になります。
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