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予讃線の未開通隧道 埋没

豚小屋の廃屋
隧道の埋没を確認したあと、
線路脇に眠っている豚小屋の廃屋を見学しました。

この付近には2〜4軒の廃豚小屋が朽ちており、
獣医畜産学部卒の私としては微妙に気になる存在。

既に管理されていないようだったので、
1軒の内部をちょっとだけ見学させてもらいました。

内部
構造から豚小屋で間違いなさそうです。

しかし、足元が悪く天井から蛍光灯の器具の垂れ下りも
見られたので早々に退散してしまいました。

蛍光灯器具にPCBが使われていたら嫌過ぎるので
何も触らず、置かず、拾わず自己責任で訪問です。

肝心の隧道は残念な結果となってしまいましたが、
神社や廃屋など、色々と楽しめた探索でした。

とっぽ作さんより
これから掲載している三枚が新情報。

これらは、とっぽ作さんが愛媛県立図書館まで
足を運ばれて調べたものを頂いた情報であり、
大変な労力とお手間がかかっていると思います。
貴重な情報をありがとうございました。多謝。

出典は「愛媛の国鉄50年の歩み」県立図書館蔵。

資料
上の資料には、梅雨の大雨によって土砂崩れが発生し、
既に貫通していた隧道が崩落してしまったとあり、
完成間際でトンネルは貫通していたということと、
トンネルの延長は60mだったことが新たに分かりました。

故に、まだ見ぬ反対側の坑口を探索する必要がありますが、
猛烈な薮が予想されるので、冬枯れの時期を狙っていきます。

また、左の資料によると昭和2年に「松山線建設概要」によって
工事変更の内容を岡山建設事務所が国へ報告していました。

貴重な写真
写真からは、未舗装県道と完成された線路が見えます。

近年バイパスが開通したことにより、再び県道となった
旧国道196号線(今の県道179号線)が海手にある方で、
線路もトンネルを放棄して海岸間際へと移されました。

隧道が放棄され、元々道路(県道)だった部分に線路を移し、
新たな車道は埋立を行って開通された直後の様子です。
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