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幸乃神社という小さな神社がありました。 この神社には紀貫之の詠んだ句碑があります。歌は↓ 「ゆく希ふも可へらん時も玉ぼ古乃悲支毛の神にいのれとぞ思ふ」 (ゆくきょうもかえらん時もたまぼこの悲しきもの神に祈れとぞ思う)
紀貫之といえば、平安時代前期の随筆家で「土佐日記」が有名です。 貫之は、男性なのに平仮名で歌を詠む(女性を装った)という、当時は 珍しい技法を用い、西暦930年に土佐守(高知県知事)に就任しました。 その高知に関係ある人物の句碑が、愛媛のここにある理由ですが、 愛媛には紀貫之の墓と伝わる墓碑があり、更に息子や親戚の墓と 伝わっている墓碑もあることから、愛媛にも縁が深いからのようです。 |
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