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コンクリ巻

光学ズーム3.6倍
昭和48年の10月に明石海峡大橋と大鳴門橋において
新幹線複線規格での工事実施計画が認可されており、
本州・淡路・四国連絡鉄道が実現するかに思われました。

しかし、オイルショックによる不景気の影響を受けて
着工凍結となってしまい、遂には明石海峡大橋で
鉄道部分が着工されることは有りませんでした。

明石海峡の鉄道計画は昭和62年に正式に中止され、
完成していた大鳴門橋の鉄道部分が取り残された形です。

デジタルズーム15倍
新幹線の複線規格で設計された隧道ですが、
橋台から向こう、地山の部分は手付かずのようです。

橋台のコンクリート構造物にこそ穴がありますが、
その先にコンクリートの壁がはっきりと写りました。

延長30m、幅員10m、高さ8m。

橋の袂
橋沿いの歩道から身を乗り出して撮影&観察。

やはり、この坑口の簡易なフェンスの向こう側には
鉄道に関する施設の欠片も見当たりません。

今でこそ観光施設として再利用されていますが、
一時期、大鳴門橋の鉄道施設が無計画に施工された
無駄として批判を集めたそうです。。

古くは大正時代から熱望された鉄道計画でしたが、
計画倒れとなると批判を受けるのは世の常でしょうか。

四国側 坑口
開通していたら利用客はどのくらいだったのでしょう・・・。

ちなみに、鉄道部分が渦の道として活用されている現在でも
明石海峡部分をトンネルにして通す鉄道の計画もあるようです。
流石にそれらの計画の実現はほぼ無理だと思いましたが・・・。

橋台の西側に周ってみると、当然こちらにも穴があります。
ここは直近まで駐車場となっており、簡単に近寄れました。
P1 P2 P3
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