[HOME]大歩危〜土佐岩原
隧道12本、橋梁無数!

谷間より
対岸にR32が。

向こうを走っている車から私たちは見えたのでしょうか?

私は隧道見たさにやってきただけなので、
鉄分豊富なリョクトさんにこの旧線の
経緯を教えてもらいながら歩きました。

アーチ付き橋台
橋台も連続して無数に現れます。
この橋台には下部にアーチが付属。

この橋台の場所は、谷が深くて越えられないので
高巻を選び、山の中を進んで攻略しました。

築堤上
この土讃線は、相次ぐ土砂崩れなどの災害により
人々から土「惨」線と揶揄されていました。

そして昭和43年、土讃線防災対策委員会の指摘により
改善策として建設されていた新トンネルに移行しました。

この委員会の指摘により7本の新トンネルが掘られ、
この大歩危〜土佐岩原間に掘られたトンネルは
大歩危トンネルと命名されています。

吉野川
この区間はあまりの険しさに獣も戻ってくると言われ、
かつては「猿戻り、犬戻り」と呼ばれていたそうです。

そこで、断崖に沿って道を通せば峠越えの回数と
道の高低差を減らせるという考えが生まれ、
明治期に四国新道と呼ばれる道(現R32)が開削されました。

時を同じくして、土讃線も大歩危小歩危峡を通す事になり、
今歩いている旧線路が生まれたのだそうです。

植生
雪の降る中での探索となったので、
生えている草木に付いた水分によって
全員びしょぬれでの探索となりました。

写真に見える植物にはことごとく刺が付いています。

私はオフロードグローブだったので大丈夫でしたが
軍手で挑んだしろさんとリョクトさんは、
軍手を貫いてくる痛みに苦しんだそうです。

ここはとても歩きやすい場所。

堀割やコンクリの基礎の上は歩き易いのですが、
場所によっては路盤の上を歩くことを諦め、
川沿いに降りて伝い歩きしなければなりませんでした。
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