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大越隧道

石組み＋煉瓦巻

地図 かつて愛媛県の大洲〜長浜間を走っていた 愛媛鉄道の隧道を訪問しました。 この区間には隧道が四本残されていたのですが、 旧和田隧道のみ大規模な改修を受け、 当時の面影を失っています。 また、この大越隧道のみ他の三本とは 少し離れた位置に残っていました。

長浜駅跡 国道上から南方向を向いて撮影した 国道378号線と県道24号線の交差点です。 写真のガソリンスタンドの周辺が 愛媛鉄道時代の長浜駅でした。 ちなみに現在のJR長浜駅は、ここからもう少し 国道を西へと進んだ国道沿いにあります。

大越隧道前 一気に移動、県道から隧道に一番近い場所に ちょうど車を置けるスペースがありました。 現役のJR線路を見上げる位置に車を置き、 隧道へは線路を越えて行く必要があります。 時刻表とにらめっこしたうえ、 自己責任で瞬間移動しました。

線路際より 昔は川に張り出した岩山だったのでしょう。 隧道まではとても不安定な足元でしたが、 薮漕ぎしながら隧道にアタックします。 肝心の隧道は写真からも分かりますが、 煉瓦と石で組まれた想像以上の好物件でした。

南側　坑口 木が邪魔をしてこれ以上引いて撮影できません。 当時はこの隧道の付近を蒸気機関車が走っており のどかな風景が見られたそうです。 また、現在は県道が埋立により拡幅されていますが 当時は狭い未舗装路が線路に並行していました。 隧道が放棄された理由は、国鉄標準の1,065mm軌道を通すには 狭小断面ゆえ改造コストが掛り過ぎる為だったそうです。

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