土佐石灰工業専用線
廃線跡を歩く
分岐の先から
分岐隧道の
南側坑口
はこちら。
写真を取った場所から後方向へ道は続きますが、
どう見ても林道なので深入りしませんでした。
軽トラ四駆かジムニーなら進めそうな道です。
また、周辺に石灰石のズリが沢山見られました。
ベルコン沿い
寄り道はここまでにして、本線へ戻ります。
施設から明り区間へ出てきた
ベルトコンベヤー
は、
石灰鉱山方向へ伸びていましたが、廃施設ゆえ
本来あったはずのベルト部分は外されています。
残されたローラー部分にはまだ油が効いており、
重々しいながらも手で回すことができました。
そして隧道へ
ベルトコンベヤーが上記画像の建屋に入ると、
厳重に閉鎖された隧道が残されていました。
この隧道も、積込場の坑口と同じ閉鎖方法で、
鉄格子と二重の金網によって封じられています。
隧道の規模は、幅員・高さ共に約4m、延長不明、
竣工は、専用線開通の昭和7年より少し前と予想。
内部
隙間から覗き込むと綺麗なコンクリ巻と分かり、
はるか遠くに出口の明りが見て取れました。
この隧道を歩いていけば、現役鉱山の採掘場です。
隧道が閉鎖された現在は、山を一つ歩いて越さなかれば
訪問できません。その道は隧道の脇に残されていますが、
登山道として辛うじて機能している程度の杣道でした。
建物から出て
JR土讃線に向かうべく歩き始めると、
隧道建屋のすぐ前にこのような札が!
「凍結時バイク通行禁止」
とあります。
昔は隧道の内部を通勤のカブ等が通ったのかも?
ベルトコンベヤーの脇に通路スペースがあったので、
採掘場と積込場の往来にも隧道が使われたようです。
高台から
山の上から見ると廃線の線形がよく見えます。
積込場から少しの間は築堤が残されており、
その先は市道に転用されてAs舗装されました。
緩やかに右カーブしていく道路が鉄道跡です。
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