一ノ坂隧道

一ノ坂隧道

煉瓦巻＋素掘り

地図

ほとんどの地図から抹消された隧道があるとの
情報を得て二泊三日徳島巡礼の際に訪問しました。

そこで目にしたのは期待通りの廃隧道！
近代土木遺産に押してみたい一品です。
※押したけどダメでした～。

阿南市側　アプローチ道分岐点

R55一ノ坂トンネル前の一ノ坂橋に旧橋を発見。

廃線隧道のHPさんに公開されているので、
事前情報を得ており楽をさせて頂きました。

新旧の一ノ坂橋が並んで掛かっているので、
古い物好きにとっては二度美味しい物件です。

旧橋と旧隧道

新橋の上から旧隧道をのぞいてみました。
かなり期待が持てそうな風貌です・・・。

旧橋はガーターと言えばいいのでしょうか？
青く塗られたH鋼で補強されているようで、
古めかしい橋脚と比べてアンバランスになっています。

一ノ坂橋

親柱に彫られた文字には竣工年と名称の他に
道しるべとしての役割も持っていました。

徳島市まで五０粁とか、日和佐まで○粁と刻まれています。
記録をとり忘れたので室戸までの距離は忘れてしまいました。

追加！撮影してきました。至日和佐町五.参粁
道標の親柱ですが、この界隈の旧橋に散見されます。

廃道へ

人為的な盛り土により現道から隔離されており、
草木の繁殖によって隧道は確認し辛くなっています。

道幅は一車線で垂直に近い堀割を確認し突撃開始。

阿南市側　坑口

隧道手前は積もりに積もった土砂で泥沼と化し、
何の補強もされていない堀割からは大小の落石が見られます。

そんな中、隧道本体には大きな損壊は見られず、
隧道を掘った技術の高さを感じることができました。