木沢トンネル

木沢トンネル

コンクリ巻？特異な事情で建設中。

地図

平成16年の台風で大被害を受けた国道の修復のため、
現況のトンネルを改造して復旧工事が行われています。

現在ある大用地トンネルの中に新たな分岐を造り、
トンネルを掘り直していると言うので訪問しました。

※平成19年4月27日に完成、開通しました。
　これにより二つの橋梁と符殿トンネルは放棄のようです。

現地

以前からほら穴状態だった大用地隧道が並んで見えていた
大用地トンネル東側坑口です。

工事が大規模なため、安全設備や機材が多く、
旧隧道までもが復活利用されて使用されていました。

旧隧道　東側坑口

どうやら火薬庫として利用されているようです。

以前訪問した時に放置されていたブルドーザーなどは
影も形もなく、隧道内には照明設備も見られました。

旧隧道がこのように再利用されているのは
ちょっと嬉しいような気もしてきます。

接近

この周辺は台風10号（平成16年7月31日襲来）の災害によって、
複数の橋梁の流出、トンネルの埋没、道路寸断などの被害が多発！
その規模があまりに大きく、もはや土砂崩れではなく山塊崩落とされ、
通常の復旧工事による再開通が諦められてしまうほどでした。

復旧には既存道路を一部利用する新トンネルによる復旧が選ばれ、
その新トンネルの名称は「木沢トンネル」に決定、延長1.342mで
幅員5.5m（7.0m）、ＮＡＴＭ（ナトム）工法による建設で
工事期間は平成１７年７月～平成１９年３月となっています。

大用地トンネル内部

施工前の大用地トンネルの内部とは一変！
右は今までの大用地トンネルのルートですが、
左に大きな新トンネルが掘られていました。
計画通りの隧道内分岐による工事です！
初めてこのような工事を見てその規模に驚きました。

また、工事に携わる保安要員や誘導が充実しており
ここで写真を撮っていると職務質問を受けました。。。
※事情を話したら快く撮影（のみ）の許可が出ました。

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