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長安第三隧道
コンクリ坑門+素掘り
地図
長安口ダムによって付け替えられた路線にあり、
ダムの堤体間近に潜んでいる廃隧道。
道路地図や地形図からは存在を伺うことができず、
最近まで現存していないと思われていた場所です。
アプローチ道分岐点
ビーバー館と名付けられているダム資料館を過ぎて、
数百メートル進んだ場所に隧道への分岐点があります。
(※この
資料館の模型
に
春森隧道
も
表現されて
いました。)
しかし、一見して分かるような分岐ではないので、
注意してガードレールの隙間を探す必要があります。
写真は徳島側から高知方向を撮影。
小さな小さな
交通安全の碑
が進入へのヒント。
(※慰霊碑なので粗末に扱わないように。)
僅かなガードレールの隙間の向こうには車一台分の
スペースがあり、その奥に谷へと下りる階段があります。
これは、長安口ダムが建設された時に現道と旧道の高度に
開きが生まれた為で、旧道へ降りる術が階段となりました。
旧道へ
これら新旧の道を生んだ長安口ダムは、
昭和30年(1955)竣工の、防災・利水・発電用
重力式コンクリート製ダムであり、
貯水容量は54,278,000m3を誇るそうです。
しかし、近年の台風災害により土砂が流入し、
特に平成16年の災害では設計上の100年分もの
土砂が流れ込んでしまいました。浚渫が急がれます。
道路用壁
旧道上に現れる巨大な擁壁。
これは現道の路床を支えているもので、
先ほどの階段も擁壁施工の為に設けられたようです。
妙に新しい階段だった理由が分かりました。
道普請もされておりここまでは歩きやすい探索です。
旧道
擁壁を過ぎると廃止後30年本来の姿が・・・。
とは言え、元国道だからか一車線幅の堅い路面があり
薮を除けば歩きやすい未舗装路でした。
ガードレールや標識の類は見当たりません。
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CGI-design