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左側(南)に見える広大な平場はズリ山の痕跡で、 山間部の谷あいにゴツゴツ感のある土地が広がっています。 また、軌道橋の先にある斜坑は完全に埋め戻されており、 他の人道坑口もコンクリや土で埋められていました。
採鉱量は第一期(明治大正)が、精鉱18万t、品位Cu2.3%、 第二期(昭和)は、精鉱342t、品位Cu2.5%・S38.8%。 二期の労務者は職員2名、臨時8名で、社宅2戸と記録されます。
鉱床は3条に分かれ、上層は千枚銅金(低品位)、中層にガリ鉱、 下層に含銅硫化鉄鉱が存在し、主に中下層が採掘されました。 |
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