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コンクリ巻

地図
ほっかむりCRM80、マフ巻DT125Rで訪問。

黒尊スーパー林道という長距離ダートで
かつてはオフローダー憧れの林道だったのですが、
近年、全線舗装されてしまいました。

その林道も元はと言えば森林鉄道なのです。

口屋内大橋
大きな赤いトラス橋が軌道跡入口となります。

R441の川沿い田園風景を走っていると、
突然大きな橋が現れ、そのインパクトは充分です。

また、この橋の傍らには、
旧橋にあたる沈下橋も現存していました。

現在の林鉄跡
森林鉄道の車輌達は、時代と共にその役目をトラックに譲り、
軌道はアスファルトの林道へと姿を替えていきました。

この路線も例に漏れず、昭和中期に軌道が廃止されています。

黒尊林道神殿谷線のデータを下記に。
名称:黒尊林道 神殿谷線(2級)
延長:1.8km
運営:昭和23年〜昭和32年頃
管理:西土佐村 高知営林局 中村署

高知県側 坑口
改良され、軌道時代の面影は失われていました。

隧道の傍らにある民家にて日向ぼっこをしていた御老体に話を伺うと、
私「御老体、昔ココを機関車が走っていませんでしたか?」
爺「はぁ?機関車!?知らん。」
私「・・・このトンネルは、最近工事して広げられたものですか?」
爺「昔は小さな機関車しか通らんかったが、最近は大きな車が通るからな。」
私「・・・(あれ?)このトンネルの脇にも線路があったのですか?」
爺「あったあった、今でも道は通れるぞ。」
私「スペシャルサンクス!」
※御老体のお言葉は想像を織り交ぜながら方言を翻訳してあります。

昔の地図
実は、軌道はこの位置でトンネルの中を通る線と、
山を巻いて川沿いを進む線に分かれていたようです。

運搬台車が空荷の時と、最大に積載している時とで
勾配の違う路線を使い分けていたのかも?

現地でそんな想像をしてみました。
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