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上ノ加江隧道
コンクリ巻+素掘り
地図
私の手持ちの地図には一切載っていない隧道で、
一部では
心霊スポット
として有名な場所のようです。
私にその手の感はないし、信じてもいないのですが、
地元の方にとっては有名なスポットとして扱われており、
訪れた日にも肝試しの若者が訪れていました。
ところでこの界隈には、今項にて紹介する「上ノ加江隧道」と、
高知県道25号線の「上の加江トンネル」、高知県道325号線の
「上の加江隧道」
と似たような名前のトンネルが三つもあり、
なんだかとてもややこしくなっています。
南側 アプローチ道分岐点
分岐を無視して直進すれば、
現トンネル
こと
笹場トンネル
に自然と吸い込まれていきます。
「現道がトンネルを使うなら旧道も隧道かな?」
と思って旧道に進んだが、この隧道との出会いでした。
南側 旧道
簡易舗装が施工されていますが、
その幅員は普通車一台分しかありません。
法面も土羽のままという、典型的な田舎の農道!
これがまぎれもなく主要県道の旧道なのだから面白い。
道路脇の
水路には石垣
を見ることができ、
隧道は
低い鞍部を
掘り貫いていました。
南側 坑口
道路隧道では珍しい馬蹄形をしていました。
鉄道でよく見ますが、道路では大正期に流行った形です。
その坑口には、高さ制限バーの名残と思える
吊り下げられた鉄骨
が残されていました。
坑口の脇に廃車や廃材が
不法投棄
されており、
既に官公署によって管理をされていないようです。
南側 内部
内部は、倉庫として一旦再利用された形跡が・・・
しかし現在は、誰にも使用されていませんでした。
土嚢袋のように見える袋にはおがくずが詰められており、
キノコの菌床か、林業に用いられていたようです。
しかし、この袋は踏みつけられて大半が破れており、
更には、蹴り崩されたのか自然に崩れたのか?
辺りに散乱して廃道臭を増長する一因になっていました。
南側を望む
雨天の探索となったうえ、下準備をしていなかったので
デジカメ以外の荷物がビニール袋に詰められた状態です。。
更に、自身も合羽を着込んだ状態での撮影となりました。
バイクの荷台でパッキングを施した荷の中から、
照明だけを取り出すのは億劫だったので光源に工夫を。
乗って入れる位置まで、ほっかむりのCRM80と私のDT125Rを入れ、
アイドリング状態のハイビームで照らして光源を確保しました。
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