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端出場地区にある隧道群

地図
鉱山を再利用した道の駅マイントピア別子には、
至る場所に鉱山時代の遺構が残っています。

様々な用途に使われた隧道が複数残っていたので、
一つずつ紹介することにしました。

貯鉱庫用 搬入用隧道
一つ目は、貯鉱庫へと続く隧道です。

第四通洞より運び出されてきた鉱石は、
ダンピングカーと呼ばれる6t蓄電車に牽かれて
貯鉱庫まで運ばれていました。

貯鉱庫へ運び込まれた鉱石が選鉱所に運ばれる際、
この隧道をベルトコンベヤーを使って通っていました。

貯鉱庫隧道
駐車場から見上げれば目に入る場所にあり、
第四通洞から続いていた鉱石運搬軌道の上に
展示されている幾つかの車両が目印になります。

貯鉱庫から端出場選鉱所への通路となる隧道で、
トロッコを用いずに鉱石を運ぶので
軌道に残る他の隧道よりも勾配が大きくて
高さや幅員は小さめに造られていました。

南側 坑口
接近して撮影。

コンクリ巻ですが、どことなく古臭さを感じました。
内部は坑口から急激な下り坂となっています。
ベルトコンベヤーが使うので軌道のように
勾配に過度な制限はなかったのでしょう。

内部
ベルトコンベヤーが据えられていた
土台がそのまま残っていました。

写真には写っていませんが、
足元に水をためていたと思われる穴が開いていて
懐中電灯がなければ落ちそうになります。

歩くスペースを考えられて造られた隧道ではないので、
穴や段差が沢山あって油断のできない内部でした。

北側 坑口
さきほどの内部写真から分かるように、
北側の坑口は意図的に埋められています。

一旦脱出して、反対側に徒歩で回ってみると
このような惨状と化していました・・・。

使用しなくなった隧道なので埋められて当然、
坑口の一部が見られただけで充分と思い直します。
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