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端出場地区にある隧道群

微妙なスペース
上部に隙があったのでカメラをねじ込んで撮影。

現在、この坑口がある貯鉱庫の東側が空き地ですが、
稼動時にはこの辺りに鉱石を砕く為の施設がありました。

道の駅となってからは炭窯が設置されています。

貯鉱庫
これは道の駅の北側駐車場からよく見えます。

先ほどの隧道を潜った先にそびえ立っていますが、
上部にある貯鉱庫へ鉱石を運び入れる場所も
下部にあるベルトコンベヤーへ鉱石を吐き出す所も
既にコンクリートで綺麗に塞がれていました。

高さ約15m、横幅約35mという巨大な貯鉱庫であり、
これほど大きなホッパーは他所で見られないこともあって
さすが別子銅山という貫禄を感じられます。

鹿森住宅へ
この貯鉱庫は大正8年頃に造られたそうで、
端出場に選鉱所が設けられたが大正8年2月。
このことから同時期に造られたと推測できました。

また、貯鉱庫のそばから、現役当時に社宅だった
鹿森住宅へ続く道が残されています。

この先にも隧道が二本あるので突撃。

鹿森住宅へ
九十九折れの階段を進むと、第四通洞から伸びてきた
鉱山軌道の下を潜るアンダーパスが現れました。

このアンダーパスは鹿森隧道と呼ばれていたそうです。

平成17年末に鹿森住宅まで足を伸ばしてみたところ、
住宅群は基礎を残して全て消滅していました。

鹿森隧道 東側
階段上という狭い足場からの撮影なので
引いて撮れませんでした・・・。

コンクリ製の一般的なアンダーパスなので
これ以上粘らず内部へ進むことにします。

鹿森隧道 内部
完全コンクリ巻のアンダーパス。
竣工年は、この軌道が出来た昭和25年と推測されます。

実測してきたデータを下記に。

延長約20m、幅員2.6m、高さ2m。
P1 P2 P3 P4
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