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キノコを守るための案山子がコウモリとは、ほら穴前で意味深な…。
その洞窟のような坑口ですが、後年は換気坑として使用されました。 現在は、人間一人がなんとか潜り込める程度の大きさとなり、 坑口付近に至っては匍匐前進が必要になっています。
この坑口の開削にも紆余曲折が記録されていました。 まず、この北一番坑の開削だけでは前述した大富鉱帯への 接近には不十分であり、更に別の坑道を掘削しています。 鉱山の存亡を託されたその坑道は「大切坑」と呼ばれるもので、 北一番坑は当面の採掘をメインとしていたのに対し、 大切坑は探鉱目的も含めて着手されたビッグプロジェクトでした。 |
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