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佐々連鉱山 旧坑
金立坑
金立坑
オーパーツのごとき橋を渡ると金立坑!
こちらは完全に閉鎖されていました。
閉鎖には石積みと石の目地にコンクリを利用した
昭和初期の道路用壁のような施工がされています。
また、この坑道から塩ビパイプが出てきており、
湧水と思われる鉱水が吐き出されていました。
今回の探訪で確認できた坑口はこの2つです。
小さい坑口は本坑(通洞)より古いかも知れません。
鉱水
これが吐き出されている鉱水。
水はコンクリ製の枡に一旦溜められています。
ここでちょっと気になったのですが、
この枡にコップが置かれていました。。。
銅鉱山の湧水なんて飲んでも体に悪いだけのような・・・?
佐々連尾山に登る登山者の物でしょうか。。中毒になるぞ。
森に還った集落
周辺には廃村となった鉱山集落の建物も残っており、
山奥に見えた栄枯盛衰の歴史を垣間見ることができます。
石垣も広範囲
に残存しており、
ホーローや陶器の食器が散乱していました。
かまど
は鉱山集落跡によく見られる代表的な遺構です。
ズリ山の袂で
佐々連鉱山は元禄二年から操業を開始し、
キースラガー型鉱床のCu,硫化鉄,Au,Ag,Zn等が
採掘された代表的な鉱石だそうです。
希少な物としてはカロール鉱という世界で始めて
この地で確認されたレアメタルもあるそうで、
ズリ山から出てこないかな??という期待もありました。
※当然、発見できませんでしたが・・・苦笑。
一ヵ月後・・・
実は、鉱石採集のために一ヵ月後に再訪問してみました。
すると・・・本坑がロープで閉鎖されているではないですか!
これで進入は不可に!未だに管理されていることも驚きです。
ここで産出された鉱石は現在知られている佐々連鉱山へ
索道によって運ばれた後、精銅所へ搬出されていました。
当時は約800人の従業員とその家族が居住したそうです。
佐々連には金立坑、金翠坑、佐々連坑の三本の坑道があり、
今回の金立坑と以前レポした佐々連坑周辺で制覇できました。
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