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陶石(砥部焼:磁器)
四国陶石鉱山 
伊予郡砥部町(旧広田村)玉谷にある陶石鉱山跡です。

場所は伊予郡砥部町の南方、国道379号線旧道となる、
上尾峠から西南2kmほどの地点に存在していました。

画像が、この鉱山に現存している唯一の坑口であり、
旧国道沿い、それも本当に道端に開口しています。

坑口内より 
この鉱山で採掘された鉱種は「陶石」と言う物で、
砥部町付近で生産されている「砥部焼」の原料です。

記録に残されている経営者は、百地田太郎という人物で、
鉱山は昭和26年2月から昭和26年7月の操業でした。

記録に残されているのがたった五ヶ月間の操業という、
小規模鉱山を象徴するような鉱山でもあります。

坑道 
今回の探索は、こうちゃんの落し物管理人のこうちゃんさんと、
お気楽会社のアルプ日記管理人のアルプさんと一緒しました。

画像は、未知の闇へ先頭を行くこうちゃんさんと、
赤い長靴がまぶしいアルプさん(独身)です。

坑口から10mほどの地点で撮影していますが、
右側面にズリ石で造られた石垣が現存していました。

内壁 
所々、坑道を支えるために用いた木が倒れていたり、
内壁に古い鉄釘が打ち込まれていました。

画像は、アルプさんが古釘に差し込んだ、
電気器具?エアホース?とにかく、鉄製の何かです。

ところでこの穴、蝙蝠がおらず銅鉱山のような硫黄臭もせず、
カマドウマを時々みかけるだけの涼しい穴でした。

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