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四国陶石鉱山
陶石(砥部焼:磁器)
坑木
坑道(穴)への落石を防ぐために用いられた
木製の支柱がかたわらに朽ち果てていました。
画像のように、
古釘
が刺さっている場合もあるので、
ふみ抜きには十分注意しながらの探索です。
また、この脇には光の少ない湿地の植物と思われる、
藻類・苔類
が生息していたので踏まぬよう注意しました。
分岐点
規模の小さな鉱山ですが、入口から少しでY字に分岐、
Y字分岐点から右の枝道は、もう一度Y字を描いていました。
Y字分岐以降の坑道は、全て10数mほど進めば終点で、
迷う心配もなく、10分もあれば全体を見て回れます。
画像は、一つ目のY字分岐を右側へ進むアルプさん。
左へ進むドリフトは水平ですが、画像にある右へのドリフトは
上り勾配が付いており、シャフト気味の枝道が分岐していました。
火薬庫
また、坑口付近の左側(南方向)に小さな窪みがあり、
その中には、当時の資材が散乱しています。
朽ちた有刺鉄線や火気厳禁の看板があるので、
火薬庫(信管置場)だったことが想像できました。
火気厳禁
これが火薬庫前に落ちていた手書きの看板。
倒れていた物をアルプさんが発見してくれました。
裏返しに倒れていたおかげか、今でも
「火気厳禁」
という赤い手書きの文字を確認することができます。
この鉱山付近は、第三紀層を貫く黒雲母安山岩により
なっているらしく、陶石に含まれる砥部雲母は、
この層内に造り出されている希少鉱物とのこと。
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