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今でこそ有名な砥部焼ですが、開発当初は 現在のような磁器ではなく陶器でした。 慶弔・元和(1596〜1624)の頃、徳利や皿など 日用雑器が作られたのに始まると云われ、 元文5年(1740)に大洲藩史 人見左衛門栄智が 書いた大洲秘録に「陶器茶碗鉢類トベヤキと云」と 記されたのが初の「砥部焼き」登場とされています。
その後、安永4年(1775)大洲藩主 加藤泰候が、 藩営の上原窯に命じ、安永6年(1777)杉野丈助らが 苦心の末、砥石から磁器を作り、門田金治が商業生産し 全国に広めた物が、今の砥部焼きの基礎となりました。 |
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