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砥石山
砥石(砥石屑)鉱山(非鉄鉱山)
内部より
ライトがないと何にも見えません。足元にも注意。
現在、砥部町は砥部焼という磁器が有名ですが、
この磁器の原料となった陶石もココが原産でした。
砥石を産出した際に発生する砥石屑が、
現在の砥部焼磁器創業に用いられています。
堀割
坑口前の堀割にもズリ石が擁壁に用いられ、
その積まれ方には歴史を感じられます。
藩政時代には大洲藩の直営事業にされて
藩財政に貢献していましたが、明治維新にて
大阪の和泉屋(問屋)が経営を一任されて
郡中港から全国へ砥石を出荷し始めました。
その結果、伊予砥が全国的な物になったそうです。
砥石山鉱山
そして、外山運動公園にやって来ると
画像の巨大な鉱山が視界に飛び込んできます。
フェンスでグラウンドとは仕切られていますが、
鉱山に近づく
とその迫力は超一級!!
昭和57年に砥部町記念物に指定されており、
坑道入口の大きさは縦横ともに約2mの規模。
麓側 坑口
内部
への進入は自己責任で!
巨大な柱状節理に開いた未知の坑口…!
頭上の陶石はオーバーハングしており、
足元のズリはほとんどが落石です。
入るならヘルメットを必ず着用しましょう。
あと、足もとも固める必要があります。
陶石鉱床が分布するのは、砥部町南部から
北部の広田地区にかけてであり、鉱床は岩脈・
岩床・小岩株状になっている流紋岩と安山岩の
一部が熱水変質作用を受けて形成されました。
内部
フラッシュに照らされた壁は、
独特の黄土色を照り返してきます。
銅など金属鉱山では亜硫酸ガスの臭いがしますが、
ここは勝手見知らぬ非鉄鉱山!廃隧道特有のカビや
土臭さでもなく、乾いた砂と粘土の臭いがしました。
中に入って気がついたこと!高さが高い!!
鉱脈を追いつつ掘る金属鉱山と違って、石を切る
非鉄鉱山ならではでしょうか?5mを超えていました。
出口
内部は40度近い上り坂となっており、
幾つかのすぐに行き止まる分岐を得ると
100m行くか行かないかで出られました。
坑道の異様な高さと壁の黄色さの影響で、
陽光が多く思ったより内部は暗くありません。
画像はフラッシュ無しで撮影してみました。
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