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第二粟井坂隧道

予讃線の未開通隧道　埋没

地図 私は知らなかった（いつものこと）のですが、 とっぽ作さんからメールにて情報を頂いた隧道です。 なんと予讃線に工事途中で放棄された隧道がある！ と衝撃の事実を知らされ、即効で現地に赴きました。 毎度とっぽ作さんには貴重な情報を頂き感謝感激です。

早速現地へ！ 松山近辺にお住まいの方なら分かるのですが、 北条バイパスの完成によって旧道となった 国道196号線（現在の愛媛県道347号）沿いにある 「たこ松」という料理屋さんの裏手になります。 豚小屋の廃屋があるのを知っている方も多いかも？ たこ松横にある踏切を渡ると写真のダートがありました。

たこ松方向を振り返る 御覧のように、JR予讃線の横を未舗装路が伸びています。 この未舗装が本来鉄路となるはずだったであろう用地で、 写真の手前側にある丘にて隧道を抜く工事が行われました。 海岸線を走ってくる線路のカーブを見ていただくと 本来予定されていた線形を見て取れるようです。

未成隧道の跡地 しかし、その工事は掘削中の地滑りにより中断、 結局地滑りの解決策がなく、海岸を埋立て鉄路を通したので 掘削途中の隧道が放棄されることになったようです。 その未成隧道があるはずの丘に来ましたが、 なにやら嫌な予感のする真新しい盛り土が････。

隧道跡地 そう、残念ながら隧道は完全に埋め立てられていました。 ここにあるのは北条BP工事で出た土砂で埋立られたか、 土砂崩れの整復工事によって発生した盛土のようです。 だとしたら、数年の差で手遅れになったのかもしれません。 隧道の歴史の中で数年ですからタッチの差と言えます･･･ 一目で良いから見たかったと言うのが本音･･･残念でした。

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