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銅精錬施設+廃墟群

地図
八幡浜市の沖約5kmにひっそりと浮かぶ周囲3km程の無人島。

この佐島には明治26年(1893)〜大正9年(1920)の間、
銅の精錬所が設置されており、無人島となった現在でも
それらの近代産業遺構が残されているとのことです。

それに加え、とある地図にて隧道記号があると情報が!
その時、私の中で絶対に行きたい!という気持ちが現れました。

拡大地図
この島での精錬事業には、240人の従業員が働いたそうで、
地図には確認できた精錬や観光地などの遺構群を記しています。

鉱石は大峯鉱山等、現在の八幡浜市にあたる地域の銅山や
佐田岬半島各地の小規模銅鉱山から買い集めていました。

同行者はHOT-KのTNTさんと廃線隧道のHPのしろさんです。

佐島行 渡船
無人島で廃墟しか残されていない島に渡る手段がなく、
しろさんが八幡浜市役所に問合わせても渡航手段なし
と返答されたので、出鼻から計画が頓挫してしまいました。

それでも、あきらめずに渡航方法を探し続けましたが、
中々見つからずに計画から半年が無為に過ぎてしまいます。

渡船
そんなある日、釣り雑誌に佐島の記事が!と同時に渡船屋の情報も!
しかし、八幡浜市の渡船屋は全て当たってみた後だったので、
一体どこの船屋さんなのか混乱しつつも電話番号をメモります。

帰宅後、その電話番号から住所を調べてみたら、
八幡浜市の隣、保内町の天野渡船さんと判明!
まったくもって、隣の保内町から渡船とは盲点でした。

即電話して料金や時間などを確認、その後、参加者を募ってみたら
先に紹介した二人が手を上げてくれたという次第です。

いざ 佐島
高知からはるばる来ていただいたTNTさんと双海町で落ち合い、
しろさんと八幡浜市で合流。そこからは私の車に乗り合って移動。
午前10時20分、船屋さんと待ち合わせしている保内漁港に到着。
午前10時30、船主さんと挨拶もソコソコに小型漁船に乗って出発!

この日の海は、洗面器のように薙いでいましたが、
滅多に乗らない小さな船体には想像以上の迫力があって楽しめました。

そして、はしゃいでいるうちに15分ほどで島に接近、
船上からも続々と現れる廃墟や各種遺構が目に入り、
あの建物はなんだ?あれは道路擁壁か?と期待で盛り上がります。

上陸!
先頭はBBQコンロを持つTNTさん、
その次に食材と食器類を持つしろさん、
そして殿は手ぶらの私。

上陸ポイントの擁壁は往復積が用いられており、
四国に多く分布する緑泥片岩が用いられていました。
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